壮大な宴会芸のオチの行方は?
「アイドル」をコンセプトにした2013年秋の宴会芸についても随分長くなりましたので、そろそろ終わりにしようかと思います。
オチについて一つ構想がありました。それはゲストとして参加している内定者をステージに上げること。秋の社員旅行には内定者が参加することが恒例となっており、それを利用したサプライズ企画を目論んでいたのです。
当然オチにはフリが必要となります。そこでメンバーを見渡したとき、フリ役になってくれるベストな人材に気づきました。いつでもMAXハイテンション、やることなすこと空回りしちゃう、お調子者のNリーダーです。
Nリーダーに往年のスーパーアイドル・光GENJIの「かーくん」役を拝命(役名は「ゆうくん」です)。振り付けはすべて彼任せで、練習のたびに変わりましたが、それでも本番は完璧に演じきってくれました。Hが放った「Nリーダー、ローラースケートまで空回りしてますやん」というセリフは今でも心に焼きついています。
2013年に、なんでまた「パラダイス銀河」?その時代錯誤感と筋金入りの空回りで場をあえて白けさせ、それを回復するために壇上にいる男4人で「最近のアイドルの曲を踊ってみよう」という流れをつくります(相当強引ですが)。
それは嵐。しかも曲は「A・RA・SHI」。よく考えたら新しくもなんともないのですが、ここまで来たら突っ走ります。
チャラッチャッチャ〜チャララ チャラッチャッチャ〜♪
ユアマイソウソウ!いつもすぐそばにある〜♪
と、まぁまぁのおっさんたちが一生懸命踊るわけです。
でも、なぜか盛り上がりに欠ける。
僕「う〜ん、何か物足りんよなぁ。何が足らんのやろ?」
M次長「そら、4人しかおらんからな」
僕「僕は一応、大野くん、やりました」
M次長「俺、相葉ちゃん」
H「僕がニノで…」
Nリーダー「ゆうくんでーす!(親指を立てスマイル)」
(M次長・H・僕でNリーダーを一斉につっこんで客席に落とす)
Nリーダー「櫻井くん…です…」
H「ということは、足らんのは…」
4人 「(向き合って声をそろえて)マツジュン!」
そして、嵐の松本潤と同姓同名のマツモトジュンくん(漢字は違います)がとまどいながらステージに上がり(もちろんバッチリ仕込んでいますが)、5人で「A・RA・SHI」を踊って大団円。客席からは大きな拍手と「なんで踊れんねん!」という狙い通りのツッコミが飛んできました。
こうして見事にオチも決まり、20分にも及ぶステージは幕を下ろすわけです。