アイドルといえば・・・オタク
僕は「メンバー全員参加型」を信条としていますので、宴会芸において完全な裏方は基本的につくりません。どんなチョイ役でも舞台に上がってもらう。そんななか、BとDの2人(♀)の配役について頭を悩ませていました。どちらかといえば2人とも普段のキャラが薄いので、よっぽど振り切らないと中途半端になってしまいます。「男装アイドル」なんていうアイデアも出ましたが、スベりそうな臭いがプンプン・・・。で、最終的に採用したのが「オタク」でした。アイドルといえばオタク。「お野菜のメモリーズ」でヘルプに入ってもらったオタク2人(♂)をベースに、とことんキモくアレンジし、「アイドルの有識者」という立ち位置で登場してもらうことにしました。
B・D (舞台下手より、二人くっついてアイドル雑誌を見ながら登場)
B「ヤキ氏、ヤキ氏。次にブレイクするアイドルについて、ヤキ氏はどう見るでありますか?」
D「それは愚問!」
B「なな、なんと!」
D「この世は群雄割拠のアイドル戦国時代!」
B「鉄道アイドル、落語アイドル、自衛隊アイドル・・・正直もうわけがわからんであります」
D 「しかーし!最後に勝つのは、王道アイドルに間違いないでござるよ!」
B「王道アイドル?つまり原点回帰、というわけでありますか?」
D「その通り!」
B「さすがはヤキ氏!20周年だろうが何だろうが、原点は決して忘れてはいけない。いやぁ、深いですなぁ」
D「ですなぁ」
B「ですなぁ」
B・D (「ですなぁ」を連呼しながら下手へ退場)
・・・うーん、この人たちはいったい何を言っているんでしょう?それでも、ブリッジ(お笑い用語でショートコントなどの連続したネタの間にはさむ言葉や動作のこと)的な役割を見事に果たしてくれました。